バスタブ曲線
買った魚がすぐ死んでしまう? ー初心者の方へ-
●魚の死亡率は図のようなバスタブ曲線(青線)を描きます。
●横軸が経過時間で縦軸が魚の死亡率です。
●右端で死亡率が上がるのは寿命の為、左端は魚の状態が悪い為です。
※バスタブ曲線とは元々は半導体等の不良率に関する用語ですが魚の死亡率にも当てはまります。
●購入直後はベテランでもプロでも死亡率が高くなります。
●輸送のストレス・環境の変化などでショップの水槽内ですでに衰弱して回復できていない事もあります。
●入荷後日にちが経過し元気になった個体を選ぶことも大事ですが、見た目ではわからない事も多々あります。
●どうして死んでしまったのか考え、反省する事も大事ですが、どうにもならない事もあります。
●あまりくよくよせず再チャレンジしよう!
自然界は厳しい
魚を殺してしまったら確かにかわいそうだけど…
自然界で魚が生息数を維持するというのはどういうことでしょうか?
サケで例えると、
サケは3000~4000の卵を産むそうです(千歳水族館)。
このうち二匹が再び故郷の川に戻って産卵すると生息数は維持されます。
つまり残りの2998~3998匹は故郷に戻って産卵する前に死んでしまうということです。それが自然界の現実です。
生き残るというのはものすごく確率の低い事で育たずに死んでしまうのはむしろ普通の事です。(決して命を粗末にしてはいけませんが、)死んでしまうのがかわいそうだから飼わない、という考えが良いとも思いません。
命と向き合って、一喜一憂している方がよっぽどいいのではないでしょうか。