水槽改造
キューブ水槽
ガラス加工
【概要】
●30㎝キューブ水槽をぶった切って30x30x15cmのロータイプ水槽に改造
【作業工程】
①水槽をバラす
②ガラスに残ったシリコンを除去しきれいにする
③ガラス切断
⑤組立
・組立の順番について
・組立時のシリコン塗布
①水槽分解
●初めに。カッターで水槽を分解しますが危険な作業ですので
●カッターでガラスとガラスの隙間に刃を入れ少しずつ切る
※強い力は入れない事
※ガラス間の隙間が大きい所と小さい所があるので隙間が大きく切りやすい所を探す事
※カッターの刃がどうしても入らない場合はカミソリの刃でもよいがカッターより怪我しやすいのでさらに注意!
②シリコン除去
●カッター本体からカッターの刃を外して包丁を研ぐようにシリコンを除去
●多少水を付けた方がよいかも
●水槽にこびりついた石灰分やコケもきれいに取れるので取る
分解しやすい水槽/しにくい水槽
●古い水槽の方がシリコンが劣化して分解しやすいです
●ショップで水漏れ有と書かれているような激安中古水槽がベスト
●ADAは分解しにくくオーバーホールを考慮していない設計になっている
③ガラス切断
●カットする高さは個人の自由ですが真っ二つ(150㎜)に切った方が予備のガラスパネルが確保できるのでここでは150㎜にします
実際にカットしてみると高さが微妙にずれている事もあるのでその中からベストなパネルを選ぶ
業務連絡:内容は固定ページ「ガラス加工」のコピーのまま、要画像差し換え
【作業前に気を付ける事】
手の保護
●作業時は手袋をしましょう。手袋は薄手の革手袋が一番いいです、厚手だと少しごわごわして作業がしづらいかもしれません。作業性も安全に関わってきますので自分に合ったものを選びましょう。
目の保護
●加工時はガラスから30㎝以上顔を離して加工する事。
●防護メガネを付けましょう!100円ショップでも売ってます
警告:最悪の場合失明します、当サイトは一切責任を負いません、人生は全て自己責任です。
責任逃れをしたところで作業説明開始。。。
【ガラスカット手順】
注)ガラスは30㎝キューブ水槽の物ではありません
A.ガラスにマジックで線を引く
B.ガラスカッターで引っかき傷のような傷をつける
C.折って割る
●詳細は下のYouTube見てください
0分36秒 オイルについて:ホームセンターで300円位、灯油でもOK
1分20秒 定規について:シンワ測定のアルミ直尺が安全です
1分11秒 砥石について:オイルストーンと呼ばれる砥石です。このやり方は大変危険ですので必ず皮手袋をしてください。ヘタをすると手首の動脈が切れます
【切断面の面取り】
※ヤスリなどで角を削ってエッジを無くす事を面取りと言います
●ガラスの切断面はナイフのように鋭利で危険です(上図)!必ずダイヤモンドヤスリ又はオイルストーンでヤスリがけしましょう
※ダイヤモンドヤスリは100円ので十分です
●角はぶつけた時に欠けやすいので次画像のように多めに削る。
●角以外は糸面取り(触っても危険がない程度の軽いヤスリがけ)でOK.
●ガラスの破片を回収しやすいよう下に新聞紙などを敷く事!
●ガラスの破片は結構広範囲に飛び散ります!作業後は必ず掃除!
ちなみに。。
・直線的に面取りしたものをC面
・丸くしたものをR面と言います
・最小限に小さく面取りしたものを糸面取りと言います
【掃除・後片付け】
●作業後は必ず掃除をしましょう!目に見えなくても小さなガラスの破片が散らばっています!
●ガラスの破片を取る為には掃除はほうきではなく掃除機又は粘着テープのコロコロの方がいいかも
●後片付けまで終えて初めて完了と言えます!
④組立の順番
●ガラスのサイズは下記の通りのはずです(単位:mm)
・底面:290 x 290 x 5
・前後:300 x 150 x 5
・左右:290 x 150 x 5
●ガラスのカット面を下にして取付けた方が手作り感がなくなります
●カットしたガラスパネルの取付順と取付イメージは下図になります
※シリコンシーラントを付けながら組立てて行く事になりますがシリコンシーラントの塗布については後述
●重しが無ければ壁でもできるがお勧めはしない
●重しは小型水槽が良い、プラスチックの箱は垂直が出ていないのでNG
この状態でいったん作業を止めてシリコンシーラントを硬化させた方が無難
本気でやるなら「ガラスL字クランプ」という工具もあります
組立時のシリコン塗布
●平らな所にビニールシートを敷く
●シリコンを塗る位置にワセリンを塗りシリコンで水槽とビニールシートがくっつかないようにする
※ワセリンは医療用ワセリンがお勧め
●接着するところにシリコンシーラントを塗る
●ガラスを張り合わせる
●ヘラなどで水槽外側にはみ出たシリコンを除去
※きっちり除去しなくてもよい、適当でOK、シリコンは硬化してからでも取れる
●硬化後のシリコン除去作業
・カッター本体からカッターの刃を外して包丁を研ぐようにシリコンを除去
・多少水を付けた方がよいかも
●魚を入れる前にあく抜きの為水を入れたまま1日放置し、再度水を入れ替えもう一日放置したら完了
上の完成写真内の背面フィルターについてはこちら